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【厚生労働省】「適用猶予事業種の時間外労働の上限規制」 2024年4月以降 猶予期間終了後の取扱い ≪医師≫

今回は≪医師≫についてです。

■医師の働き方改革■
医師の長時間労働によって支えられてきた日本の医療の現状を”改革”し、
医師が健康に働き続けられる環境を整備することで、医療の質・安全を確保すると同時に、
持続可能な医療提供体制を維持していくための取組の総称です。
こうした取組の1つとして、2024年4月から残業時間の上限に関する制度が始まります。

■皆さまにお願いしたいこと■
1⃣診療時間内の受診にご協力をお願いします。
⇒患者さんやご家族への病状説明を診療時間内に実施することや、
 外来診療の受付時間を短縮するといった取組も始まっています。
 日頃から決められた診療時間内での受診にご協力ください。
 特に、病状、検査、手術の説明を受けるといった場合は一層のご協力をお願いします。

2⃣”いつもの先生”以外の医療スタッフの対応にご理解をお願いします。
【タスク・シフト/シェア】
・医師の担っていた業務のうち、一部を他の医療スタッフに任せたり(シフト)、
 分担(シェア)するといった取組も始まっています。
・例えば、患者さんへの疾患の説明、検査、病棟における服薬指導、
 医師の指示に基づく治療対応や術後の管理などについて、
 医師以外の様々な医療スタッフが担うことがあります。

【複数主治医制】
・患者さんの治療を行う医師がチームを組み、1人の患者さんに複数の医師が
 対応するといった取組も始まっています。
・この場合、例えば、担当する患者さんへの対応を複数の主治医が
 時間帯によって分担することがあります。

■時間外労働の上限規制■
2024年4月1日から、医業に従事する勤務医の時間外・休日労働時間は、
原則として年960時間が上限となります。(A水準)
医療機関が、地域医療の確保などの必要からやむを得ず、
所属する医師にこれを上回る時間外・休日労働を行わせる必要がある場合は、
その理由に応じて、都道府県知事から指定を受ける必要があります。

■健康確保のためのルール■
2024年4月1日から、勤務医の健康を確保するルールが導入されます。

十分な睡眠が取れずに連続して勤務する時間が長くなると、疲労が蓄積し、
注意力の低下などによる医療ミスのリスクも高まります。

☝勤務医が確実に休息を取ることができるよう、退勤から翌日の出勤までに原則9時間を空けるルール(勤務間インターバル制度)が始まります。

☝また、1か月の時間外・休日労働が100時間以上となることが見込まれる場合は、産業医などによる面接指導を行う必要があります。

必要な指定の取得と適切な雇用管理を通じて、働く医師の健康を守りながら、
持続可能な地域医療体制を作っていきましょう!

詳しくは、マッチアップ公式Instagramをご覧ください。